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中国茶(台湾茶)を楽しみましょう!本格的な中国茶(台湾茶)の入れ方講座

中国茶(台湾茶)とは

中国茶(台湾茶)とは、中国や台湾で作られるお茶のことを指し、「緑茶」「白茶」「黄茶」「青茶」「黒茶」「紅茶」「花茶」の7つのグループに分けられます。

私たちに馴染みのあるウーロン茶は「青茶(半発酵茶)」の一つです。

もともと、中国の福建省で栽培されていた青茶が台湾に伝わりました。福建省と気候が似ていることなどから台湾では青茶(半発酵茶)の生産が盛んで、近年では台湾独自の青茶(凍頂烏龍茶や東方美人茶など)も人気を呼んでいます。

 

中国茶(台湾茶)には入れ方の作法がありますが、現地ではマグカップなどに入れてカジュアルに飲まれています。日本の一般家庭で、毎回茶道のようなかしこまった入れ方で飲むことが少ないのと同じです。

 

中国茶(台湾茶)の道具

(台湾烏龍を”聞香杯”で楽しむ場合)

 

奥の左から(1)水盂、(2)聞香杯セット、(3)茶具セット、(4)茶筒、(5)茶荷、

手前の左から(6)茶こしセット、(7)茶海、(8)茶壺

中国茶(台湾茶)を楽しむための道具には次のようなものがあります。

(1)水孟(すいう)

茶殻を入れたり、お湯を捨てたりする器。

(2)聞香杯セット

・聞香杯(もんこうはい):お茶の香りをより深く楽しむための縦長の器。

・茶杯(ちゃはい):お茶を飲むための器。

・茶托(ちゃたく):聞香杯、茶杯をのせるお皿。

(3)茶具セット

左から、茶挟み、茶通し、茶杓、茶則

・茶挟み(ちゃばさみ):開いた茶葉を取り出したり、熱くなった聞香杯などをつかむ。

・茶通し(ちゃどおし):茶壷の注ぎ口が詰まったときなどに使用する。

・茶杓(ちゃしゃく):茶荷から茶壷に茶葉を移す。

・茶則(ちゃそく):茶葉を茶筒からすくう。

 

(4)茶筒

茶葉を保存する。

(5)茶荷(ちゃか)

茶筒から取り出した茶葉を一時置きして鑑賞する。

(6)茶こしセット

・茶こし:細かな茶葉や粉末を取り除く。

・茶こし置き:茶こしを置くスタンド。

(7)茶海(ちゃかい)

茶壷のお茶を移すピッチャーのようなもの。

(8)茶壷(ちゃふう)

茶葉を入れて抽出する(急須)。

(9)茶盤(ちゃばん)

茶壺(急須)や茶杯を温めたり、お湯を受けとめたり、中国茶の本格作法を行える。

 

中国茶(台湾茶)の入れ方

(台湾烏龍茶を”聞香杯”で楽しむ場合)

 

本来ならば、中国茶(台湾茶)はもっと手軽に飲んでいただきたいところです。

しかし、自分の趣味やおもてなしのひとつとして、中国茶(台湾茶)を本格的に楽しんでいただくのも大歓迎!

ここでは「丁寧に入れることで気分転換したい」「お客さまのもてなし方にバリエーションが欲しい」という方のために、台湾烏龍茶を本格的に聞香杯で楽しむ場合の入れ方について解説します。

 

美味しい中国茶のワンポイント:

(1)基本的に台湾烏龍茶は“100度の熱湯”で入れる。

(2)茶器を茶壺→茶海→聞香杯の順番であらかじめ温めておく。

 

手順1:お湯を沸かす

手元に常に、沸き立ての100℃の熱湯を準備できるのが理想です。

電気ポットなどがあるとよいでしょう。

 

手順2:茶壷を温める

茶壷に半分くらい熱湯を入れて蓋をし、充分に温めます。

温まった茶壷を使うと、お茶の香りや味をよく引き出せます。

 

✳︎おもてなしや楽しみのお茶を入れるときの茶壺のサイズは150cc位がお勧めです。

 

手順3:茶海を温める

茶壷を温めたお湯を、茶海に移し茶海を温めます。

使用する茶器はあらかじめ温めておくことが美味しく入れるポイントです。

 

手順4:茶筒から茶葉を取り出す

茶則を使い、茶筒から茶葉をすくいます。

 

手順5:茶葉を茶荷に移す

お客様にお出しするときは、茶則ですくった茶葉を一旦茶荷に移し、茶葉の形や色を観賞していただきます。茶の産地や種類について話します。

 

手順6:茶荷から茶壷に茶葉を入れる

茶葉を茶荷から茶壺に、茶壷の底が隠れる程度に入れます。

 

手順7:茶壷にお湯を注ぐ

茶壷に熱湯を溢れるくらい注ぎ、蓋をします。

沸騰している100度の熱湯が必要です。

 

手順8:茶葉を蒸らす

茶壷の蓋の上から熱湯を10秒ほど回し掛け、急須の外からも蒸らします。

 

手順9:聞香杯を温める

茶壺の蒸らし時間が終わる直前に、茶海を温めたお湯を聞香杯に移して聞香杯を温めます。

聞香杯に移したお茶の温度が下がらないようにしておかないと、お茶の香りが立ちません。

 

手順10:茶海にお茶を移す

茶海に移すのはお茶の味を圴一にするためです。

茶海の上に茶こしをセットし、茶こしの上から茶壷のお茶を注ぎます。

 

茶壷にお茶が残っていると茶葉の渋みが出てしまうので、しっかり注ぎ切りましょう。

 

手順11:聞香杯のお湯を茶盤や水孟に捨てる

聞香杯が温まったら茶ばさみで聞香杯を挟み、お湯を捨てましょう。

 

手順12:茶海から聞香杯にお茶を注ぐ

茶海から聞香杯にお茶を注ぎます。

 

手順13:聞香杯セットを整える

お茶を入れた聞香杯と茶杯を、茶托に並べます。

お客さまの前に、この状態でお出しします。

 

手順14:茶杯にお茶を移す

聞香杯のお茶は飲まずに、すぐに以下の手順で茶杯に移します。

聞香杯はお茶の香りを楽しむための茶器なのです。

 

(1)お茶の入った聞香杯に茶杯をかぶせ、左手で聞香杯の下部を持ち上げます。

 

(2)右手親指を聞後杯の底に、中指を茶杯の底にあて、上下からしっかり押さえます。

 

(3)そのまま外側に返し、茶托の上に置きます。

 

(4)左手を茶杯に添え、右手でゆっくり聞香杯を持ち上げると聞香杯の中のお茶が茶杯に移ります。

 

手順15:香りを楽しみ、お茶をいただく

空になった聞香杯を鼻に近づけ、香りを充分楽しんだ後に茶杯のお茶をいただきます。

 

✳︎手順14を省き、手順13から手順15に移る方法もあります。

 聞香杯にお茶を注いだら、茶杯で蓋をせずそのまま茶杯に移し、香り、味を楽しみます。

✳︎✳︎聞香杯を使わず茶海から直接茶杯にお茶を注ぎ、楽しむ方法もあります。

 

 

 

中国茶(台湾茶)を美味しく入れるポイント

烏龍茶(青茶)には熱湯が必須!

美味しい烏龍茶(青茶)を入れるためには、沸騰している100℃のお湯を用いることが重要です。

お湯の温度が高くなければ、味も香りも引き出すことはできません。

特に青茶や黒茶を入れるときは熱湯を用いるようにしましょう。

ただし東方美人茶などの例外があります。

 

やかんでお湯を沸かして使うと、時間経過とともに冷めてしまいます。

烏龍茶(青茶)はステップごとに何度もお湯を使うので、手元に熱々のお湯がキープできる電気ポットなどを置いて、お茶を入れるのがオススメです。

 

蒸らし時間・茶葉量をしっかり測る!

中国茶(台湾茶)の蒸らしの最適時間は、茶葉の種類や茶壷の大きさによって違います。

茶葉のパッケージに書いてある目安時間などを参考にして蒸らし時間を決め、キッチンタイマーや砂時計で計測しましょう。

2煎、3煎と淹れるごとに蒸らし時間を少しずつ長くすると、しっかり抽出できます

 

茶葉量をきちんと測るのも忘れずに。

茶葉の量を誤ると、本来の風味が感じられなかったり、渋みが強くなったりします。

 

個人の好みもあるので、茶葉の量や蒸らし時間を変えながら好きな味わいを探してみるのもいいですね!

 

ご自宅にある日本茶の急須でも楽しめます

中国茶(台湾茶)は専門的な道具がなくても楽しめます。ここでは、もっと手軽に楽しむ中国茶(台湾茶)の入れ方について紹介しましょう。

 

日本茶の急須で入れる

入れ方は、普通に日本茶を入れるのと同じ要領でOKです。

ただし、烏龍茶(青茶)の場合、お湯の温度は沸騰している100度の熱湯が必須です。

急須は事前に温めておきましょう。より美味しく入れることができます。

 

紅茶のティーサーバーで台湾烏龍茶を入れる

紅茶用のティーサーバーは手軽かつ、おしゃれなので来客時にも重宝します。

ガラス製のティーサーバーは透明なので、茶葉の開き具合やお茶の出具合を目で見て確認することが可能。また、内部の蓋を押し下げると茶葉が圧縮されるので、茶葉がそれ以上開かず、そのままの状態でもお茶の濃さが変わりません。2煎目以降もおいしくいただけます。

 

ストレーナー付き耐熱ボトル

茶葉をこすためのストレーナー(茶こし)がセットされた耐熱ボトルもオススメです。

上の写真のタイプはひとつで急須と水筒の2役をこなす優れもの。茶葉を入れたストレーナーを下方向にセットしてお湯を注ぎ、好みの濃さになったらボトルをひっくり返します。ストレーナーが上になると湯が切れるので、それ以上お茶が濃くなりません。

手間いらずでおいしいお茶が作れ、学校やオフィスにも持ち運べるので便利です。

 

茶こし付きティーポット

このタイプは家族でたくさん飲みたい方にピッタリ。冷蔵庫のドアポケットにすっきり収まるサイズを選んで作り置きしておけば、いつでも好きな時に楽しめます。

監修者紹介

台湾茶の専門店店主の亀野俊明です。
美味しさと品質、手軽さにこだわり続け30年以上。毎年現地の農家や加工工場を訪問し常に新しい台湾茶の発見に注力しています。
中国茶、台湾茶のことならなんでもご相談ください。

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