代表メッセージ

数ある台湾烏龍茶販売店の中から、当社のネットショップに足を運んでいただきありがとうございます。
代表の亀野俊明(かめのとしあき)です。
私と台湾茶の出会いから、これまでの流れをこの場でお伝えさせていただければと思います。
少し文章が長いですが、最後まで読んでいただけるとうれしいです。

認識を覆された台湾烏龍茶との出会い

凍頂烏龍茶に出会った頃の亀野です。写真左は台湾烏龍茶の美味しさを初めて教えていただいた蔡佳助さん(台湾にて)。

今から20年以上も前、たまたま知り合った台湾の方から茶葉をいただき、その香りと美味しさに驚いたのが、台湾烏龍茶との出合いでした。
当時、日本国内で烏龍茶というと、麦茶のような感覚でペットボトルや缶で売られており、冷やして飲むのが当たり前。中国旅行者からのお土産の烏龍茶もほとんどが茶色の茶葉でした。ところが、台湾の方からいただいた茶葉は青緑色、お湯を注ぐと水色(すいしょく)は澄んだ黄金色で、何ともいえない洗練された香りと味わいだったのです。
それまでの私が知っている烏龍茶の認識とはまったく違う、本場の烏龍茶に感動を覚えたものです。
あとでわかったことですが、私にお茶をくださったその方は、台湾のお茶づくり名人のお孫さんだったのです。

すっかり台湾烏龍茶の魅力にはまってしまった私は、この美味しさを多くの方に伝えたくて、妻と二人で台湾茶・中国茶の輸入・販売の専門店を始めました。
中国茶は味と香りだけでなく、目で楽しむ花茶のようなものもあり、ますます魅せられていきました。

3種類の台湾茶の販売からスタート。
商品開拓の難しさに泣く泣く帰国することも。

私たちが台湾烏龍茶を販売し始めた当時は、日本ではまだまだ中国茶や台湾烏龍茶のブームが始まる前のことでした。
今でこそ中国茶や台湾茶が健康や美容の面でもメディアで取り上げられたり、書籍が数多く出ていたりと、台湾茶について調べようと思うと多くの情報が存在しています。
しかし開業当初は、書籍などの情報源はほとんどなく、茶葉の読み方ひとつから調べていくという、今では考えられないくらいの苦労がありました。
現在では当たり前になっていますが、台湾茶のシーズン中に車を走らせ、茶摘みをしている農家さんや加工工場を直接訪問し、製法やその農家さんのこだわりを一件ずつお聞きします。
本当においしいお茶をつくる農家さんに巡りあうのは10軒に1軒あるかないか。時にはまったく見つからず泣く泣く帰国することもありました。
悔しい経験も多々ありましたが、知れば知るほどに奥深さがあり、なんとしても本当においしい烏龍茶を日本に拡めたいという想いが日に日に強くなっていきました。

開業当初は3種類の台湾茶から始まった三国志ですが、毎年コツコツと開拓をすすめ、今では100種類以上の台湾烏龍茶を取り扱っています。以来、おかげさまで、三国志もまもなく四半世紀を迎えます。30年以上かけて、台湾の農家さんや加工工場の業者さんとの連携も深まり、三国志の厳しい基準で出荷をしていただいけるようになりました。
本店「茶迎館」のほかに、百貨店インショップ、ネット販売など販路も広がり、皆様の口コミでここまで続けてこられたことに感謝しております。

お客様の声から知った、台湾烏龍茶の新たな可能性

当初は嗜好品として楽しんでいただきたくて台湾烏龍茶の美味しさ、香りや味の違いをお伝えし、口コミでお客様も増えてきました。
ところが再来店されたお客様の中から「毎日元気に過ごせるようになった」という声を何度も聞くようになり、私たちの考えが変わってきました。
「健康のために烏龍茶を」などとはまったく考えもしなかった私たちでしたが、このようなお客様の声を聞いたことで、味と香りだけでなく、毎日の元気のためにもお薦めしたいと思うようになったのです。

私達は本格烏龍茶の美味しさと、そして、お客様や自らの体験を通じて確信できた本格烏龍茶のパワーを、より多くの方にお知らせすることが使命だと考えています。
私たち自身が魅せられたものをお客様にもおすすめし、喜んでいただける。これぞ仕事冥利に尽きると、台湾烏龍茶との出合いに心から感謝しております。